◆木下木芸
モダン×大川組子が生み出すニュースタイル
家具のまち「大川」で組子専門の工房を構える木下木芸。
「木下建具」の次男として生まれた職人・木下正人さんが長年の修行の末に開いた工房です。
古来より伝わる組子という和の様式を繊細に扱い大胆に崩すことで、他の誰にも表現できないような風情と風格を持った作品を生み出しています。
木下正人さんの作品はフランスやドイツでも高く評価され、日本初のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の車内装飾としても採用されました。
木下木芸は組子を従来のように伝統的に扱うだけでなく、デザイナーとの共同企画にも積極的です。
金属やガラスと組み合わせたモダン・トラディショナルなデザインは洋式建築のラウンジに新たな和洋折衷を作り出し、組子が生み出す独特の陰影を活かした照明器具は空間を劇的に演出します。
こうした洗練された作品を支えるのは、組子職人の地道な積み重ね。数えきれないほどの部材のひとつひとつを正確に削りだし、気の遠くなるような時間をかけて汲み上げた末に完成します。
作品の細部から漂ってくる職人の技術と根気と信念を、ぜひご覧になってみてください。
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