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風浪宮

おふろうさん。
大川の人々からそう呼び親しまれる風浪宮は、大川で最も重要な場所のひとつです。
神功皇后ゆかりのお社は1800年以上の歴史を持ち、国指定重要文化財の本殿や石造五重塔をはじめとする数々の文化財、天然記念物を擁しています。
 
勝運守護と海難守護、厄除け、交通安全、安産祈願にご利益があるとされており、清浄な空気に満ちた広い境内は憩いの場としても愛されています。
境内にある大きな楠。風浪宮の起こりはこの古木にあります。
かつて三韓征伐の帰途にあった神功皇后を導いた一羽の白鷺がこの大楠にとまりました。
神功皇后はこの白鷺は海の神である少童命の御化身だと伝え、風浪宮の御祭神として奉られました。
風浪宮の御利益とされている勝運守護と海難守護はこのエピソードに由来したものです。
神功皇后の船を指揮していた阿曇磯良丸は斎主に命ぜられ、少童命を祀る神社の初代神主となってこの地を守りました。
 
それから1800年余り、風浪宮は風浪の難を守護する神社として今日まで続いています。
また船の名前に多く見られる「〇〇丸」という名前は、この磯良丸が起源になったとも言われています。
風浪宮の境内では潮の満ち引きをつかさどる「干珠」と「満珠」をその手に持った磯良丸の木像が皆様をお迎えしています。

白仏

筑後川の河口に浮かぶ大きな島・大野島にある勝楽寺。
ここの小さなお堂の中に白仏と呼ばれる仏様が安置されています。
 
白仏は島中に眠っていた千人以上の人々のお骨を砕いて作られた真っ白な仏様で、
思想や宗教の違いによらず、この島で生きてきたすべての人々を供養しています。
 
芥川賞作家・辻仁成の著した『白仏』でも扱われており、
フランス語翻訳版『Le Bouddha blanc』のフェミナ賞外国小説賞受賞などによって、
この独特の宗教観は国外でも知られています。
 
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