2025年5月20日
ミニ企画展 「清力美術館コレクション展~洋館と絵画~」(〜6月1日まで)
大川市立清力美術館では、過去に開催してきた企画展の中から、特に再展示を望む声が多かったコレクション作品を一堂に集めた特別展を開催いたします。
本展では、平成29年より継続している「未来への視点シリーズVol.1」において紹介した、塩月悠・山下耕平・八頭司昂・中原未央・浦川大志・名もなき実昌等6名の作品をはじめ、九州派を代表する尾花成春、セザンヌを彷彿とさせるフォービズム的表現の豊福孝行、シュールな世界観が特徴的な堀晃や山下弘喜、さらに有機的なフォルムが魅力である富松孝侑の木彫、独自のグラデーション表現で国際展での受賞歴をもつ版画の小川幸一等々、幅広い世代・表現領域にわたる作家たちの作品をご紹介いたします。
会場となるこの洋館は、明治41年、清力酒造株式会社の初代社長・中村綱次氏が事務所として建てたもので、かつては青木繁、坂本繁二郎、古賀春江といった、日本近代洋画の黎明期を築いた俊英たちが集った歴史的場所でもあります。
そうした文化的記憶が息づくこの空間で、文化財とアートが融合する魅力的な展示を味わえる内容となっています。
【期間】令和7年4月26日(土)~6月1日(日)※月曜休館(祝日の場合はその翌日)
【開館時間】 9:00から17:00まで(入館は16:30まで)
【観覧料】300円(15名以上の団体:250円) ※障害者手帳の交付を受けている方及び中学生以下は無料