大川でも珍しい桐家具専門店です。和箪笥をはじめベッド・テーブル（囲炉裏）・イス・ソファー・チェスト・仏壇・神棚などなど、さまざまな商品を取り揃えております。店内は、coffee専門のコーナーもあり、くつろいでお買いものを楽しめるスペースになっております。

国道208号線から少し入ったところに、モダンな雰囲気の建物があります。桐の蔵をイメージして作られたその建物は、1階が駐車場、２階がギャラリー兼ショールーム。お客様が山道を登るようなワクワクした気持ちで階段を登れるようにと階段の周りにはたくさんの植木が植栽されています。

桐里工房は伝統の総桐箪笥製造から、創作桐家具、オーダーメイド家具、天然無垢家具のリフォーム（洗い直し、更生）を行う大川市に４代続く工房です。“商品に息吹を与えてお客様に末永く使って頂ける家具”をモットーに、明治45年から伝統的工法や、手作り・手作業にこだわった家具作りを続けています。無垢の木でつくる家具には木の魅力だけでなく、職人の心と技、そして精神が込められています。また、最高の桐家具を作るために厳選された桐を使用する等、丸太の仕入れから素材を追求しています。家具作りにこだわり続けてきた桐里工房は今年創業１０５周年を迎えました。

ショールームには総桐箪笥をはじめ、テーブル、イス、ベッド、食器棚と桐材を使った家具がたくさん並んでいます。デザインは全て社長が考案。職人でもあり、デザイナーでもあります。 店内は桐の香りに包まれ、温かな雰囲気でとても癒されます。ピアノもあり自由に演奏して楽しむことができます。

桐は日本の高温多湿な気候に最適で、昔から日本文化になじみの深いものでした。それは桐の持つ特質にあります。まず、湿気が多い時には空気中の水分を吸収し、乾燥すれば水分を放出する調湿効果。また収縮率が大変小さく、いったん乾燥してしまえば狂いや割れが少なく気密性が高い為、大切な衣類等を守るのに適した桐たんすとして使われてきました。他にも桐は熱伝導率が他の木材の中でも一番優れていて触れると暖かい特質を持っています。しかも遠赤外線の放射量も他の素材より極めて高いので桐の暖かさ、防腐効果、防虫効果を相乗させている事と考えられます。その他マイナスイオンを放出してリラックス効果が得られる等多くの特質があります。桐は人と生き物、環境にとても優しいのです。

桐里工房ではこのような桐の特質を活かし、伝統的な職人の技術を用いて、古典的なものはもちろん普段の生活の中にも取り入れられる現代的なデザインの家具も制作しています。また、家具だけでなく、桐を使った小物（お皿、小箱、アクセサリー、桐下駄等）も取り揃えています。