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2021年4月30日

【5月】幻の魚「えつ」を楽しめるのはここだけ!大川グルメを堪能しませんか」?

「えつ」は、渤海、⻩海、東シナ海沿岸の汽⽔域に分布し、⽇本では有明海だけに⽣息しています。

全⻑が約30センチほどで、カタクチイワシ科に分類されます。産卵のため有明海から筑後川に遡上してくる「5⽉から7⽉」にかけてがえつ漁のシーズン。脂が乗っていてとても美味しくいただけます。中国では、「鳳尾⿂(フォンウェイユー)」と呼び、中国の華東、華南沿岸地域でも⾷べられています。

あっさりとしており、刺⾝はもちろん、塩焼き、煮漬け、唐揚げ、南蛮漬け、えつ寿司など料理は多彩です。えつは鮮度の落ちが早いため、とれて30分ほどで味わうのが⼀番だと⾔われています。とれたてが味わえる⼤川に⾜をお運びいただき、初夏の逸品を楽しんでみてはいかがですか。

また、5⽉の漁解禁に合わせ、屋形船の上で獲れたてを⾷べる「えつ遊覧船」が登場します。川船で新鮮なえつ料理に⾆⿎を打ちながらの⾈遊びは、⼤川の夏の⾵物詩として好評です。(※コロナウイルス感染対策のため、屋形船の出航を見合わせている場合があります。)

 

えつ伝説

 

その昔、筑後川のほとりにある渡船場に⼀⼈の⾏脚僧がさしかかり、川岸に船を着けた船頭に、「もしもし、川を渡してはくださらんか。」と呼びかけた。けれども、渡し銭を持っていなかったので、すげなく断られた。次の船も、また次の船も、「⾦なしで渡れるもんか。」と⾔って、だれ⼀⼈この僧を船に乗せてくれなかった。

 

困り果て、しょんぼりとたたずんでいる僧の前に、⼀⼈の若者が現れ、船を岸に着けると、⾦がないのを承知で、向こう岸に渡してやった。船から岸に上がるときこの僧は、「ありがとうございました。なにかお礼をとは思いますが、お⾒かけのとおり乞⾷坊主・・。もしも、あなたが暮らしに困るようなことがあったら、この⿂をとって暮らしの⾜しにしてください。」と⾔って、岸に⽣えていた葦の葉を⼀枚とって川に投げ⼊れた。⾒るとその葦の葉は、⼀匹の⿂となり、⼣⽇に銀のうろこを輝かせながら、⽔中深く消えていった。

 

それからというものはこの⿂が筑後川に繁殖し、あの時の若い船頭は旅の僧の教えに従って、この⿂を取り暮らしを⽴てるようになった。この⿂が今⽇のえつで、旅の僧は弘法⼤師であったと伝えられている。

 

<えつ料理が食べられるお店はこちら>

【料亭 三川屋 】 大川市大字向島2222番地  0944-87-3155

【新美勢本店】  大川市大字向島2078番地  0944-86-2643

【玉寿司】  大川市大字向島1265番地4  0944-86-2800

【福喜】  大川市大字榎津834番地1  0944-86-5062

【酒膳 松乃】  大川市大字上巻1番地11  0944-87-1627

【きよ家 】 大川市大字向島1943番地7  0944-87-5157

【船頭寿司】  大川市大字向島1698番地5  0944-86-3665

【彦寿し】  大川市大字榎津589番地1  0944-88-3738