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Tradition / History

大川の伝統と歴史

大川には数々の神社仏閣や旧跡があり、そこにはいまでも伝統と歴史が残されています。
太古の日本に君臨した皇后。江戸時代に栄えた宿場町。
市井の人々が愛した場所や日本文化に影響を与えた芸術や偉人たち。
かつての人々の息遣いや歴史の脈動を感じられる大川の名所の一部をご紹介します。

旧吉原家住宅

柳川藩小保町の別当職(行政的な支配者)を代々勤め、後に柳川藩の村落である蒲池組の大庄屋となった吉原家の居宅です。大規模な建築でありながら細部の意匠に優れ、文政八年(1825年)の書墨が残っていることから建築年代も確実な建造物ということで国指定重要文化財に指定されています。

柳川藩小保町の別当職(行政的な支配者)を代々勤め、後に柳川藩の村落である蒲池組の大庄屋となった吉原家の居宅です。大規模な建築でありながら細部の意匠に優れ、文政八年(1825年)の書墨が残っていることから建築年代も確実な建造物ということで国指定重要文化財に指定されています。

筑後川昇開橋

大川TERRAZZAから伸びる真っ赤の大きな橋。雄大な筑後川をまたぐこの大鉄橋は「筑後川昇開橋」と呼ばれる国指定重要文化財です。全長は約507メートル。国鉄佐賀の鉄道橋として誕生した昇開橋は、かつては福岡県大川市と佐賀県佐賀市を繋ぐ交通の要所として人々の暮らしを支えていました。この巨大で美しい橋の最大の特徴は「昇開式可動橋」というところにあります。深さ約15~18メートルほどの橋脚がおよそ26メートル間隔で立ち並び、そこに架けられた自重約48トン、長さ約24メートルの可動橋が23メートルほどの高さまで上昇する作りとなっているのです。

筑後川を往来する船を妨げないように可動式として作られたこの橋は、橋そのものを上昇させることで船を通すという全国的にも珍しい形式をとっています。すでに鉄道橋としての役目は終えてしまいましたが、歴史の証人として、シンボルマークとして、また遊歩道として、いまでも地元の人々に愛されています。サイレンの音とともに巨大な橋が上昇していく様はまさに息をのむ光景です。ぜひ間近でご覧になってください。

昇開橋は毎日朝9時から夕方16時30分まで通行可能。お客様の往来に合わせて運転員が橋の上下を行っております。
※毎週月曜日は休業日。月曜日が祝日の場合は次の日が休業日となります。
※自転車・バイクなどでの通行はできません。またペット連れの通行もできません。

風浪宮

おふろうさん。大川の人々からそう呼び親しまれる風浪宮は、大川で最も重要な場所のひとつです。神功皇后ゆかりのお社は1800年以上の歴史を持ち、国指定重要文化財の本殿や石造五重塔をはじめとする数々の文化財、天然記念物を擁しています。勝運守護と海難守護、厄除け、交通安全、安産祈願にご利益があるとされており、清浄な空気に満ちた広い境内は憩いの場としても愛されています。境内にある大きな楠。風浪宮の起こりはこの古木にあります。かつて三韓征伐の帰途にあった神功皇后を導いた一羽の白鷺がこの大楠にとまりました。神功皇后はこの白鷺は海の神である少童命の御化身だと伝え、風浪

宮の御祭神として奉られました。風浪宮の御利益とされている勝運守護と海難守護はこのエピソードに由来したものです。神功皇后の船を指揮していた阿曇磯良丸は斎主に命ぜられ、少童命を祀る神社の初代神主となってこの地を守りました。それから1800年余り、風浪宮は風浪の難を守護する神社として今日まで続いています。また船の名前に多く見られる「〇〇丸」という名前は、この磯良丸が起源になったとも言われています。風浪宮の境内では潮の満ち引きをつかさどる「干珠」と「満珠」をその手に持った磯良丸の木像が皆様をお迎えしています。

小保・榎津 藩境の町並み

大川の一画には江戸時代の風情を色濃く残す町並みがあります。かつて久留米藩と柳川藩の藩境にあったことから「藩境のまち」と呼ばれるこの地区には、旧吉原家住宅をはじめとする伝統的建造物が数多く残されています。また木工や酢、漆など伝統的な職人も多く暮らしており、通りを歩くことで町のあちこちに木工工場や伝統工芸品を見つけることもできます。

準備中

勝楽寺 白仏

筑後川の河口に浮かぶ大きな島・大野島にある勝楽寺。ここの小さなお堂の中に白仏と呼ばれる仏様が安置されています。白仏は島中に眠っていた千人以上の人々のお骨を砕いて作られた真っ白な仏様で、思想や宗教の違いによらず、この島で生きてきたすべての人々を供養しています。芥川賞作家・辻仁成の著した『白仏』でも扱われており、フランス語翻訳版『Le Bouddha blanc』のフェミナ賞外国小説賞受賞などによって、この独特の宗教観は国外でも知られています。

準備中

古賀政男記念館

5000曲ともいわれる数を作曲した昭和日本を代表する作曲家であり、「流行歌王」とも呼ばれた大川市出身の作曲家・古賀政男の偉業を称え、記念する目的で建てられた古賀政男記念館には、愛用の楽器や遺品の数々が展示されています。オーディオルームでは主要100曲の試聴も可能です。
また記念館の隣には古賀政男が生まれ育った生家を復元したものが一般開放されており、当時の風習や暮らしぶりなど、古賀政男の足跡に触れることができます。

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大川市立清力美術館

清力美術館には大川出身の洋画家・溝江勘二の作品をはじめ、筑後の画家たちの作品や久留米藩御用絵師の画稿類が展示されています。テーマに沿った企画展も催されており、海外の作品や現代アートなど幅広い作風の美術品を楽しむこともできます。また明治時代に清力酒造株式会社の事務所として建てられた美術館の建物自体も大川市の指定有形文化財として登録されています。

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