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風浪宮

大川では「おふろうさん」と呼ばれ親しまれている風浪宮。その歴史は古く、今からさかのぼること約1800年前のこと。神功皇后が新羅外征からの帰途、筑後葦原の津(現在の大川市の榎津)に寄せた際、皇后の乗った船の近くに白鷺がこつ然と現われ、東北の方角に飛び去りました。皇后は、この白鷺こそ勝運の道を開いた少童命(わだつみのみこと)の化身であるとして、白鷺の止まった所にお社を建てたのが起源だと言われています。

勝運の道を開いたという少童命を祀ることから、戦国時代の武将・蒲池鑑盛が厚く信仰し、本殿を再建。勝運守護、開運の祈願社として、江戸時代の久留米有馬藩主をはじめ筑後国一円の国司賢将から、現在にいたるまで広く信仰を集めています。

風浪宮境内は、桧皮茸・三間社流造の本殿をはじめ、白鷺が止まったと言われている樹齢約2000年の大樟、二重基壇の上に五層の軸部と屋根とを重ねた俗称、正平塔と言われる石塔があります。明治時代に、本殿と正平塔は国の重要文化財に指定されました。

風浪宮外苑の大川公園は、21000㎡もの広大な敷地内では、数百本の桜をはじめ、ツツジ、紅葉など四季折々の景色を楽しめ、市民の憩いの場となっています。

一隅には、阿曇磯良丸(あづみいそらまる)を祀る「磯良丸神社」があります。磯良丸は神功皇后に従い船団の海上指揮をとった航海熟練の海士でした。その後、風浪宮の初代神官として、この地にとどまり、現宮司まで第67代を数える一系です。今日、船名に「●●丸」と“丸”を付けるのは、磯良丸の“丸”から由来するものです。

毎年2月9日から11日にかけて行われる「風浪宮大祭」は、久留米高良大社や水天宮とともに、筑後地方の三大祭りの一つに数えられている祭りです。2月8日夜、厄除けを祈願する「裸ん行」を皮切りに、神功皇后が船を寄せたといわれる日吉神社から清めの水を汲む「お潮井汲み」、「お潮井詣り」「御神幸」「流鏑馬」など期間中は多くの古くから伝わる神事が繰り広げられます。また、境内には串柿市、植木市などの催しもののほか、露店が立ち並び、期間中は約15万の参拝客で賑わいます。

店舗名

風浪宮

住所

〒831-0016 大川市大字酒見宮内

営業時間

予約

定休日

TEL

0944-87-2154

代表者名

阿曇 史久

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